Case導入事例
課題迅速性・正確性、保管・配送効率を高める
共同物流においては、荷主が単独で行う物流業務よりも、作業の迅速性・正確性が要求され、更に保管・配送効率を高めて物流コストの低減を図る事が必須となる。日用品雑貨の共同物流を推進しているプラネット物流様では、標準物流シンボルコード(ITF)とフォークリフトに車載端末LXE VX8/VX7を搭載した無線LANを活用して、迅速、正確且つ、より経済性に富んだ流通センター内の入庫・出庫・棚卸等の作業支援システムを実現している。
システム構成作業の簡素化・標準化、作業ミス・トラブルの減少で物流品質が向上
フォークリフトに無線車載端末LXE VX8/VX7を搭載する前は、荷主から送られてきた出荷指図データに基づき配車編成を行い、ピッキングリストと積込明細書によるペーパー中心の業務を展開してい た。しかし、作業全体の進捗状況が把握できない・輸送トラック毎の作業進捗が把握できない・流通センター内の区画別の作業員負荷の調整ができない等、作業 進捗管理面で難があり、各種作業ミス・トラブルが減らないなどの問題点も指摘されていた。
フォークリフト無線車載端末システムを導入後は、入庫・保管・搬送・補充・出庫・検品・棚卸に至るまで全ての作業は、LXE VX8/VX7の画面に表示される指示通りに行うことで作業が簡素化・標準化され、作業ミス・トラブルも大幅に減少し、物流品質が向上している。 フォークリフトは全て無線LANで接続されているためリアルタイムに全ての作業はその場で処理することができるようになった。これにより、事務処理も大幅に簡略化され、導入前と比較して、20%の作業員削減が実現できた。
また、作業情報をリアルタイムに入手できるため、適切な応援体制が取れ、流通センター内の区画毎の作業時間差異も解消され、効率的な現場業務が実現している。その結果、単位時間当たり処理量が22%増加し、作業員の待ち時間も格段に減少した。16%の残業時間の削減、更にパートタイマーの全廃等大幅な生産性の 向上をもたらし、荷主へこれまで以上の高品質な物流サービスを提供することができるようになっている。なお、状況に応じハンディターミナルPA968も活用することで、業務の守備範囲を拡げている。